★☆3月4日は「バウムクーヘンの日」☆★

1919年3月4日はカール・ユーハイム夫婦が日本で初めてバウムクーヘンを焼いた日です。これを記念し、3月4日は「バウムクーヘンの日」に認定されています。

この日、ユーハイムの製菓マイスターがこうべ小学校を訪問し、6年生135名に向けてバウムクーヘンの歴史や作り方についての講演を行いました。

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1909年にカールさんが中国・青島で始めたお菓子の店がユーハイムの始まりです。「本場ドイツの味がする」と人気のお店でしたが、折悪く第一次世界大戦が勃発し、夫婦ともども捕虜として広島に強制送還されてしまいました。しかし1919年、現在は原爆ドームとして知られている広島件物産陳列館で開催された似島収容所捕虜製作作品展覧会にバウムクーヘンを出品すると、大評判に!これが日本で初めて作られたバウムクーヘンでした。

その後、解放されると横浜にお店を開きましたが、翌年関東大震災に被災。当時から多くの外国人が住み、お菓子を楽しむ文化が育っていた神戸に多くの外国人が居を移し、カール夫婦もお店を神戸に移転したのでした。

今でもユーハイムではカール・ユーハイムのレシピを守っており、主な原材料は砂糖、卵、小麦粉、バターのみ。創業者の想いを愚直に受け継いでいると言います。

マイスターの吉賀幹大さんへの質問タイムが始まると、一斉に手を上げる子どもたち!イキイキと質問する姿に、吉賀さんも終始笑顔でした。

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後半にはバウムクーヘンのカッティングの実演も!体育館中に広がるあま~い香りにうっとり。

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参加した子どもたちからは「将来は和菓子職人になりたいので、職人の世界が見れてよかった!」「もっと洋菓子の歴史について調べてみたい!」と元気な声が上がっていました。