【産経新聞社】関西甘味(スイーツ)図鑑(2013.4.27朝刊)

ホテルニューオータニの「マカロン」

大阪のエスプリ さりげなく

ホテルニューオータニの“味の責任者”であるパティスリーSATSUKIのシェフパティシエ、中島真介さん(55)は、2002年の「ワールドペス トリーチャンピオンシップ」に日本代表として出場し入賞、09年の「世界パティスリー」ではチーム監督として優勝するなど、輝かしい経歴の持ち主だ。 平成16(04)年にホテルニューオータニの開業40周年を記念し、最上級のショートケーキを開発。“スーパーシリーズ”として定着し、パティスリーSATSUKIは全国に名をはせる。

ホテルニューオータニ大阪は昭和61年開業。「スゥイートショップ」に併設のカフェは、スイーツを取り入れたセットメニューが多いのが特徴だ。中島さん監修のもと、一番弟子で同ホテルのシェフパティシエ、鹿児島裕之さん(49)が指揮をとり、製造にあたる。

「マカロン」はメレンゲにアーモンドの粉を混ぜて焼いた生地にクリームをサンドしたお菓子。手間がかかり壊れやすいこともあって、立派な箱で販売されるこ とが多く、比較的高額のものが多い。しかし、同ショップのものはリーズナブルな価格で大きめサイズとあって、値段に厳しい大阪人に受けている。

季節ごとに趣向を凝らしたクリームをサンドしたものなど、鹿児島さんによる大阪オリジナルのマカロンにも定評がある。

「フロマージュ」はフランス産カマンベールチーズをふんだんに使用し、リッチな味わい。いよかんのコンフィチュール(ジャム)が入ったガナッシュはピール (皮)がアクセントとなり、かんきつ類独特の爽やかなあとくち。「フランボワーズ」はガナッシュと板チョコをサンドすることで、しっとりとしたクリームと パリッとした板チョコの食感が味わえる。

「ピスタチオ」は、フレッシュピスタチオとプラリネピスタチオの2つの味わいが異なる風味が絶妙のハーモニーを奏でる。バタークリームのまろやかなミルクの風味が、ピスタチオの青い香りの輪郭にグラデーションをかける。

王道のホテルスイーツに、さりげなく大阪のエスプリを利かせた逸品だ。

(文と写真「関西スイーツ」代表・三坂美代子)
「マカロン」1個150円。「フェリーチェ」(母の日ギフトボックス)はマカロン3種類各4個(計12個入り)+バラとカーネーションのフラワーボックスのセットで5800円

【もうひとこと】30%オフになる午後6時からのボーナスアワーはかなりお得です(対象外商品あり)。

【住  所】大阪市中央区城見1の4の1
【電  話】06・6949・3298
【営  業】午前10時~午後8時(無休)
【最寄り駅】JR大阪城公園駅、市営地下鉄大阪ビジネスパーク駅

msn産経ニュース 2013.4.27.10:00
産経関西 スイーツ物語 2013.4.27