【産経新聞社】~スイーツ物語~懐かしのレモンケーキ復活 (2010.4.1 夕刊)

懐かしい味が戻ってきました。小さいころ、ケーキ屋さんや、和菓子屋さんでもよく見かけた「レモンケーキ」。

先日、大阪・北浜の「五感 北浜本店」で開催した「関西スイーツ」のイベント「人気パティシエさんに学ぶスイーツ講習会」の打ち合わせの際、五感の浅田美明社長から、この「レモンケーキ」が近々販売されることを知り、試食させていただきました。

浅田社長の父、浅田明孝さんが作ったレシピをもとに復刻させるそうで、昭和時代の味をベースにリメイク中。上にコーティングするのは、アイシングと呼ばれる砂糖をペースト状にしたものか、ホワイトチョコレートか、で、社内でも意見が分かれているとのことで、両方の試作品を試食させていただいた私は、感想を求められました。


即座に「チョコレートです!」と答えると、「やっぱり」という反応が。女性は圧倒的にチョコレート派が多く、男性はアイシング派が多いのだそうです。

国産のレモンを使用したこのケーキの商品名は「檸檬燦(れもんさん)」。え? レモンさん? 親しみやすい名前ですねぇ、という私に、「違う違う、『太陽が燦燦と…』の『燦』です」。

この「檸檬燦」は、4月1日から北浜本店や阪急うめだ本店などで発売されるそうです。「レモンさん」と親しみを込めて呼ばれるような、長く愛される大阪の味になってほしいと思います。
(関西スイーツ代表/三坂美代子)

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