【産経新聞社】~スイーツ物語~地元に支えられた名店 (2010.3.24 朝刊)

 姫路山陽百貨店で開かれた「桜スイーツ」にたくさんの来場、ありがとうございました。
 地元姫路から唯一参加のホリオロアールは、新作の「桜のモンブラン」「桜のムース」「桜大福」を出品。売り場から「常温で日持ちするものも」との声を受け、急遽(きゅうきょ)「桜ブッセ」も用意してくれました。ニーズに臨機応変に応えられるのは地元ならばこそ。出来立てスイーツの工場直送やタイムリーな商品補充などにも心配りをいただきました。



桜ブッセは生地とクリームがほんのり桜色、塩漬けの桜の花や葉が刻み込まれています。お花見に持っていき常温でクリームが軟らかくなったときが食べごろと、オーナーシェフの堀尾輝夫さん。
 ホリオロアール1972年、堀尾さんが故郷の姫路に24歳で創業しました。ハイカラな洋菓子を姫路に紹介する役どころを長年つとめ、現在は市内に4店舗を構えています。
 親子2代3代にわたってホリオロアールのお菓子を食べて育った顧客に支えられた地元密着の典型です。
 手に入るものの中から安心で良質な材料を選び抜き、真の意味での体に良い菓子作りをしているそうです。桜ブッセも、冷凍されていない生バターを使用。独特のコクと香りのあるクリームに仕上げてあります。
 「食べてみ」と渡されるロールケーキの切れ端は、ほんわか優しい気持ちになるような懐かしい味です。
 チャレンジも忘れず、バウムクーヘンやマカロンなど、設備や手間のかかる菓子にも前向きに挑戦し、新しいファンの心をつかんでいます。これからも地元に愛されるお菓子を作り続けることが夢だそうです。
 そうそう「桜スイーツ」の限定商品はホリオロアールで買うことができます。

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■■おしらせ■■産経新聞連載中の「スイーツ物語」は4月から夕刊に移動し、月1回第1木曜日に掲載します。初回は4月1日(木)付です。